糖尿病治療における血糖値の目標数値

糖尿病の数値の目標
糖尿病と診断をされたら食事制限や運動をしないといけないのは誰にでもわかると思います。
ですが、「自分の血糖値をどれくらい下げればいいの」「合併症ってどうなったら引き起こるの」など様々な疑問が浮かぶと思います。
この記事では糖尿病になった方に必要な血糖コントロール目標を説明したいと思います。
この中で合併症予防のための目標「HbA1c7%未満」や血糖正常化を目指す際の目標も紹介しますので、気になる方は是非読み進めてください。

HbA1c7%未満って何?

そもそも「HbA1c」と言うものですが、赤血球中のヘモグロビンのうちどれ位の割合が糖と結合しているのかを示す検査値で、普段血糖値が高い人はこの数値も高く、逆に低い人は同じく数値も低くなります。
過去1~2ヵ月の血糖の平均値を反映しているため、血糖値をコントロールできているかの目安となるのです。
人によって血糖値の変化にはばらつきがあり比較するのが難しいので、このHbA1cが使われます。

糖尿病の治療では合併症を発症しない事が目的です。
そこで、細小血管合併症を発症しにくいレベルがこのHbA1cの7%未満となります。
ですので、糖尿病の診断を受けた方の数値目標は7%未満を保つ事です。
これに対応する血糖値としては、空腹時血糖値130mg/dL未満、食後2時間後血糖値180mg/dL未満を目安としています。

状況によっては別の目標も設定されます

細小血管合併症を発症しにくいという事でHbA1c7%未満の目標を明確にしていますが、年齢や発症からの期間、臓器の状態など人によって違いますので、主治医と同意のもと目標の設定が変わる事もあります。
その目標はHbA1c6%未満であったり、8%未満であったりします。

HbA1c6%未満とは「血糖正常化を目指す目標」で、HbA1c7%未満よりも値の良好な目標です。
適切な食事療法や運動療法だけで達成可能な場合や、薬物療法をしていても低血糖などの副作用がなく達成できる場合の目標とされます。

HbA1c8%未満とは「治療強化が困難な際の目標」で低血糖などの副作用などの理由で治療を強化するのが難しい場合に、まずは目指すべき目標として設定します。
現実的な目標として機能しますが、8%は依然合併症を発症してもおかしくない数値ですので、この目標を達成できてからと言って安心できると言うものではありません。

合併症を発症しないための心構え

糖尿病はその期間が長くなるとそれだけ、糖尿病と言う病に対しての抗体ができます。
初めは軽い薬でも飲めば一時的に症状が簡単に回復します。
ですので、強い薬を飲めばさらに症状が良くなると気が緩み出します。
糖尿病とは生活習慣の病ですので、薬で良くなる事はありません。
それを勘違いして、薬で症状が良くなる事に満足し、生活習慣を元に戻してしまう方が多くいます。

薬は一時的に症状を抑えるだけです。
糖尿病を改善するには生活習慣を改善するほかありません。
そのためには強い意志と周りのサポートも必要になってきますので、無理をせずに少しずつ生活を見直す努力をするようにしましょう。

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